白髪染め、先の見えないゴールが不安です
40〜50代の女性、この年代の髪の悩みといえば、圧倒的ダントツ一位「白髪」です。
白髪が気になる、目立つという悩みはもちろんよく聞きます。
しかし、最近では、
いつ白髪染めをやめるのか。
どのような流れで白髪染めをやめていくのか。
と白髪染めの今後のプランに関する悩みも聞くようになりました。
今40代だったとしても、30年後には70代。
確かに先々白髪とどう付き合っていくのか気になるところです。
①白髪染めのやめ方
②白髪染めをやめるメリット・デメリット
③美容師目線でのおすすめ白髪染め卒業プラン
白髪染めをやめる=グレイヘア?
白髪染めをやめると聞くと、真っ白頭にすることをイメージする人も多いかと思います。
ですが、実際には、白髪染めをやめるという行動は、
- 白髪染めを含むすべてのカラー行為を絶って、白髪頭にすること
- 白髪染めを使わずに、一般的なカラーで髪を染めること
二通りの捉え方ができます。
白髪染め:白髪を染めることが目的
一般的なカラー:髪をオシャレに色づけることが目的(若者がするカラーのこと)
白髪染めを含むいかなるカラーも行わないグレイカラー
カラーという行為をある日突然やめる。
という方法をとり、自分の頭から生えてくる髪の色で過ごす。
これを、グレイヘアと呼びます。
有名どころでいうと、近藤サトさんがこれにあたります。
グレイヘア、白髪染めをやめるブームのきっかけを作った方ではないでしょうか。
グレイヘアのメリット・デメリットは以下の通り。
グレイヘアのメリット
- カラーにかかる時間・出費が完全になくなる
- 頭皮に対して負荷がかからなくなる
グレイヘアのデメリット
- 圧倒的に見た目年齢が上がる
- 完全にグレイヘアにするまで2〜3年かかる
- 清潔感が欠けて見える
- 髪型が制限される
グレイヘアのメリットは、時間&コストの大幅削減と言えます。
ただし、同時にデメリットが多くあることも事実です。
グレイヘアは、確実に見た目年齢が上がります。
平均で+10歳ほど。
実は白髪染めを完全にやめた人の中で、白髪染めを再開する1番の要因がこれなんです。
女性たるもの、いつまでも美しくありたいものです。
自分の見た目が良くない方向に変化することは耐え難いことですよね。
ただでさえ年齢が老けて見えてしまうグレイヘア、若く見せたければ髪はショート一択です。
グレイヘアはパサパサして見えやすいので、ロングスタイルだと髪がぼさっとした印象になりやすいです。
どうしてもグレイヘアで、ロングで、綺麗に見せたいと言う場合は、髪を下ろさずにまとめ上げるのがいいでしょう。
白髪染めを使わずに一般のカラー剤を使う白髪ぼかし
グレイヘアとは違い、カラーという行為自体は行うけど、白髪染めを使わないカラー。
これを、白髪ぼかしと呼びます。
インスタでよく見かけるカラー方法ですね。
白髪ぼかしの他に、白髪ぼかしハイライト・脱白髪染めハイライトと呼ばれることもあります。
白髪ぼかしのメリット・デメリットは以下の通り。
白髪ぼかしのメリット
- 髪にツヤが出て若く見られる
- 髪色に幅が広がるので、カラーが楽しめる
- カラーの頻度が下がる
白髪ぼかしのデメリット
- 半年に1度、ハイライトというデザインカラーの施術が必要になる
白髪ぼかしのメリットは、白髪染めと大差なく白髪の目立ち具合は軽減されるのに、カラーの色や明るさの選択肢が増えることです。
またさらに、そのおかげで、若々しく見える・見られることです。
白髪ぼかしは、白髪のまわりにハイライトと呼ばれる筋状のカラーを入れて行うのが主流です。
白髪のそばにハイライトがあると、白髪が悪目立ちせずに馴染んでくれるので、白髪に目がいきにくくなるというメリットがあります。
どちらの方法がおすすめか
二通りの白髪染めをやめる方法を紹介しました。
美容師目線でどちらがいいと思うか、ということについては、
- 60代までは白髪ぼかし
- 70代からは白髪ぼかし・グレイヘア、どちらでも良い
という回答です。
メリットやデメリットを考えた上で、実際にこれらの白髪染め卒業方法をとった方からの声を聞いた上での回答になります。
グレイヘアをしたい、という方は70代を待たずしてグレイヘアにするのもいいと思います。
ただ、70代未満でグレイヘア移行に成功した事例はゼロなんです…。
やっぱりどの方も、想像以上に老けて見える自分の姿に耐えられないようで。
完全にグレイヘアになったのにも関わらず、白髪ぼかしに移行した方も多くいらっしゃいました。
働き世代は白髪染めを完全にやめてしまうのは早いのかと思います。
逆に、仕事から引退して、家でゆっくり過ごすという生活スタイルに移行する70代は、グレイヘアに順応できる方が多いです。
年代的にもグレイヘアが似合ってきますからね。
なので、40〜50代で「とりあえず白髪染めはやめたいな」というあなたには、白髪ぼかしをおすすめします。
白髪染めのやめる手順
白髪染めを含むすべてのカラーを絶ち「グレイヘア」にするのか
白髪染めを使わずに、一般のカラー剤で染める「白髪ぼかし」にするのかで手順が変わってきます。
白髪染め→グレイへアに移行
グレイヘアに移行する場合は、
ただひたすら伸ばして切って、白髪染めをした髪がなくなるのを待つ。
白髪が伸びてきて我慢がならない、という人は帽子をかぶってしのぐという方が多いです。
どうしても耐えられないという人は、しのぎ程度の効果でしかありませんが、ハイライトを入れるといいでしょう。
白髪染め→白髪ぼかしに移行
白髪染めはしっかり白髪に色をつけることが目的なので、暗くて濃い染まり上がりです。
対して白髪ぼかしは、白髪が気にならないぎりぎりのラインで色を付ける、淡い染まり上がりです。
白髪染めからいきなり白髪ぼかしに移行すると、逆プリンのような違和感ある状態になるので、ハイライトを入れることが必要になります。
暗くて濃く染まった白髪染め部分に明るいハイライトを部分的に入れることで、1〜2トーン髪が明るく見えます。
さらに、白髪の周りにハイライトの明るい筋があることで、白髪だけが悪目立ちすることを防いでくれます。
結果、白髪が生えてきても目立たないというベースが整います。
その上で白髪染めでない薬剤で、淡く白髪に色を付ける。
この手順で白髪染めを卒業することができます。
ルーティーンとしては、
ハイライトは毎回でなく、半年に1度。
それ以外の月は、白髪染めでない薬剤で1〜2ヶ月おきに根元と毛先を染める。
といった形になります。
白髪染めをやめるメリット
白髪ぼかしに移行した40〜50代の女性に聞いたところ、白髪ぼかしに移行してよかった!という方は95%にもなりました。
いずれも効果を実感・満足されているようです。
- 白髪ぼかしのメリットは以下の通り。
- 白髪が目立ちにくくなった
- 髪のツヤが戻って若返った
- まわりからヘアスタイルを誉められるようになった
- カラーをすることが楽しみになった
- 自信がでた
- 鏡を見てもストレスを感じない
白髪染めからぼかしに移行することで、これだけの変化が得られることは幸せなことですね!!
白髪ぼかしをオーダーしよう
「私も白髪ぼかししようかな…。」
と思ったあなたのためにお手伝いさせてください。
まず、白髪ぼかしはどこの美容室でもできるわけではありません。
適当に選んでオッケーというわけではないのでご注意くださいね。
では、白髪ぼかしができる美容室の探し方ですが、
地域名+白髪ぼかし
地域名+脱白髪染めハイライト
でネット検索してみましょう。
そのメニューを得意として打ち出している美容室があれば1ページめのトップに出てくるはずです。
白髪ぼかしをする上での注意点ですが、美容師選びではヘアスタイルをネット上に上げている人にしましょう。
白髪ぼかしは美容師によって仕上がりが大きく変わります。
派手目な仕上がりの人もいれば、ナチュラルな仕上がりの人もいます。
自分の理想と大きくかけ離れたスタイルを得意としている美容師を選ぶと、イメージのすれ違いも起こりかねないので注意が必要。
自分が「これ、いいな!」と感じるヘアスタイルを載せている人を選ぶようにしましょう。
まとめ
白髪染めをやめると一言で言っても奥が深いですね。
長い記事になったのでまとめです。
白髪染めをやめる方法は2つ。
①白髪染めを含むすべてのカラーを絶ちグレイヘアにする方法
グレイヘアにする場合は、ひたすら伸ばして、白髪染めをした髪を切っていく。
白髪が伸びてきて、プリン状態になっているときは、帽子をかぶってしのぐ。
②白髪染めを使わずに一般のカラー剤を使う
白髪染めを使わずに、白髪に淡く色をつける方法。
白髪染めで暗く染まっている部分にはハイライトを入れて、白髪ぼかしの部分と馴染むように調整する。
美容室選びでは、「地域名+白髪ぼかし」で検索して探す。
白髪ぼかしは美容師によって仕上がりに差が出るので、自分好みのヘアスタイルを載せている人を選ぶようにする。
白髪とは長い付き合いになります。
なるべく上手に付き合う方法のひとつに「グレイヘア」「白髪ぼかし」という選択肢が生まれました。
白髪染めしか白髪と付き合う方法がなかった昔と比べれば、選択肢が増えていい時代になったと言えます。
グレイヘアも、白髪ぼかしも、試してみて合わなかったとなれば、白髪染めに戻すことも可能です。
なので、気になったら試してみる価値があると思います。
あなたにベストなヘアカラーが見つかりますように!