ハイライトって最近聞くけどどんなメニュー?
若い子のためのカラーなんじゃないの?
白髪ぼかしハイライトをきっかけに、40代・50代女性からも注目を浴びるハイライト。
インナーカラーと同じで部分的にデザイン要素を取り入れたカラー方法の一種です。
この記事ではヘアールシアのスタイリスト美容師・みづきが、
- ハイライトの特徴って?
- デメリットや危険性はある?
- 料金の目安や決まり方は?
といったハイライトの疑問について解説します。
ハイライトって何?大人の私でも問題ないの?と気になる人は参考にしてくださいね!
ハイライトとは

ハイライトとは、筋状に明るい線を入れるデザインカラーです。
イメージしやすいよう別のもので例えるなら、メッシュのようなもの。
ハイライトは、メッシュを細くナチュラルにした今っぽいデザインカラーです。
ハイライトを入れる目的としては、主に4つ。
- ダメージ最小限で明るくする
- 立体感ある髪型にする
- カラーの選択肢を広げる
- 白髪をなじませる
ダメージ最小限で明るくする
白髪染めをしていると、こげ茶色のような暗いカラーになりますよね。
本当は髪を明るくしたいんやけどな…。
白髪染めの目的は、白髪を黒髪と同じくらい濃く染めること。
通常のカラー剤と比べると、染料の配合量もかなり多く設定されています。
髪を明るくしたいなら、濃い染料を髪から抜かなくてはいけません。
一度髪に入った染料を追い出して明るいカラーにするには、ほぼ確実にブリーチが必要。
ただしブリーチは髪へのダメージも大きく、乱用するとパサつきや切れ毛の原因に。
こんなときハイライトは便利なんです!
ハイライトは髪全体を明るくするのではなく、部分的に明るい筋を作るカラー方法。
髪全体に対して10~30%ほどしか髪を傷めずに済むので、全体を明るくするよりダメージレスに明るくできます。
立体感ある髪色にする
海苔を貼り付けたみたいな髪色、可愛くないねんなあ。
白髪染めをするとのっぺりとした印象になりがち。
明るい髪色と違いふんわり感がないので、寂しい・野暮ったい見た目になってしまいます。
ハイライトを入れると、暗い髪色の中に明るい筋ができることで立体感が表現可能に。
陰影がつくだけで、おしゃれさ・ふんわり感・柔らかさのある雰囲気に仕上がります。
特に巻き髪・猫っ毛さんには効果抜群です!
カラーの選択肢を広げる
アッシュにしたいけど、髪全部ブリーチするのは無理やわ。
インスタ等SNSで見かける透明感抜群のヘアスタイル。
しかし、茶味を感じない髪色の大半はブリーチが必須なんです。
髪全部を金髪にするのは、ダメージ・色落ちの面から厳しいかも…。
そんな人にもハイライトは有効です。
目の錯覚を利用して、髪全体を透明感カラーに出来るんです。
もちろん髪全体を金髪にしてから行うカラーの方が透明感はあります。
ただハイライトのような部分的に明るい髪だとしても、ハイライトなしと比べればかなり透明感を感じる仕上がりに。
画像 髪色比較 ブリーチ・ノーマル・ハイライト
今より少し色の変化を付けたい・透明感が欲しい人におすすめです。
白髪をなじませる
染めてもすぐ白髪目立つし、かなんわ~。
多くても少なくても視界に入る嫌~なアイツ…白髪。
白髪染め後2~3週間もすれば、存在感をアピールしてきますよね。
ハイライトを入れれば、伸びてきた白髪も気になりづらくなるんです。
ハイライトが、暗い白髪染め・明るい白髪の仲を取り持つから!
画像ハイライト黒白
黒に近い白髪染め部分の上に、クリアな白髪が伸びてくると白髪との境目が現れます。
境目が目立つ理由は、黒と白に圧倒的な色の差があるから。
ハイライトは、差の大きい黒と白の仲を取り持つ存在。
黒と白の間の明るさが混ざることで、白髪が伸びてきても境目があまり目立ちません。
ちらほら白髪・白髪が多い人、どちらにも有効です!
ハイライトのデメリットは?

魅力的なハイライトですが、デメリットがないわけではありません。
- 髪に負担が傷む
- コストがかかる
- 縮毛矯正・パーマとの相性が悪い
ほとんどの場合、ハイライトの施術時にはブリーチを使用します。
弱いブリーチで少ない範囲に入れたとしても、ハイライトを入れる前と比べればダメージは蓄積されることに。
セルフカラーや縮毛矯正でハイダメージを負っている人や、スーパーロングの人は施術不可な場合もあります。
また、ハイライトで使用するブリーチ・縮毛矯正やパーマなどの薬剤は相性がイマイチ。
施術の順番やタイミングを間違えると、髪型や髪質に影響が出る可能性も否めません。
ハイライトの料金はいくら?

ハイライトの料金は、3,000円〜10,000円程度。
料金は、ハイライトの範囲で決まります。
ハイライトは単に薬剤を塗布するのではなく、
- ハイライト部分を細かく拾う
- ブリーチを塗布する
- ホイルで包む
3つの工程でデザインを作ります。
基本的に料金はホイルの枚数+髪の長さで決まる傾向です。
ハイライトが何枚だからこうなる…ってイメージが湧かへんなぁ。
枚数別のイメージについて解説します!
ハイライト10枚
10枚なら、分け目周辺だけ・顔まわり周辺だけなど部分的にデザインが施されます。
ちょっとお試しで入れてみたい・分け目の白髪だけが気になる人におすすめ。
ハイライト20枚
20枚なら、頭皮が上を向いているハチ上部分にデザインを入れられます。
表面部分にはスジ状のデザインを表現できるので、普段ストレートヘアが多い・重めのボブの人にはおすすめ。
ハイライト30枚
30枚なら、耳より上のエリアにハイライトを入れることができます。
ショートさんなら、耳下をダークトーンで引き締めて表面だけふんわり明るくなる30枚前後がおすすめ!
ハイライト40枚〜50枚
40枚〜50枚なら、頭全体にハイライトを入れられます。
白髪ぼかしをしたい人・髪全体を明るくしたい人・巻き髪など動きのあるスタイルが多い人にはおすすめ。
ハイライトは何ヶ月もつ?

ハイライトは、4〜6ヶ月間もちます。
リタッチのタイミングは、ハイライトなし・あり部分の色の差が目立ち始めたとき。
画像 はいライトが伸びた
ハイライトなし部分が4〜6センチになるとプリンのような状態になるので、このタイミングを目安に入れ直すのがベスト。
まとめ

ハイライトはデザインカラーの一種。
スジ状に明るいデザインを入れることで、
- ダメージ最小限で明るくする
- 立体感ある髪型にする
- カラーの選択肢を広げる
- 白髪をなじませる
といった効果を得られることができます。
今では40代・50代にも人気なカラー方法なんです。
いつも同じ髪色に飽きてきた人・白髪が気になる人はぜひ試してみてくださいね。